暑い季節がやってきました。 梅雨が明けた途端、東京でも連日30度以上の真夏日が続いています。 うだるような暑さには、冷たいお茶やジュース、ビールが飲みたくなりますよね。 皆さんは、缶やビン、ペットボトルに入った飲み物を冷やすには何を利用しますか?
家や会社には冷蔵庫がありますから、入れておけば自然と冷たくなりますね。ですが、急いで冷やさなくてはいけない!そんなときには、塩を使うと良いのをご存知ですか?
溶けて冷える…塩入り氷水が冷たい理由(ワケ)
水というのは、0度以下で固体に、つまり氷になります。 しかし、塩を入れた水(塩水・食塩水)は0度では、氷にならないのです。 そして、塩には氷を溶かす働きがあります。 通常、氷というのは少しずつ溶けていき、溶ける事によってまわりの温度を下げていきます。
そのスピードを塩を加える事で加速させる事ができるのです。 溶ける事により温度を下げる氷は塩の氷を溶かす働きによって溶けるスピードを早め、温度を急速に下げていくのです。
※「雪が降ったら塩をまく?凍結防止剤のはなし」に、塩と氷(雪)との関係をより詳しく紹介しています。
アイスも作れる!塩の持つ驚きの冷却力
氷点下まで下がった氷水なら、コップに入れたジューズも1時間ほどで凍り、手作りアイスキャンディーが出来上がります。
ですから、ジュースやビールを冷やすなら1時間以内にしないとカッチカチに凍って飲めなくなってしまうのでお気をつけください。