現代において、塩を食べる事は当たり前の事です。 台所に食塩が無い家はほぼ無いのではないでしょうか。
人類にとって塩が欠かせないように、動物たちにもまた、塩は欠かせないものなのです。 でも、動物たちは一体どうやって塩を食べているのでしょう?
肉食動物と塩
動物には大きく分けて「肉食動物」と「草食動物」の2種類があります。 肉食動物は狩りをして、仕留めた獲物を食べます。獲物とは草食動物たちの事です。仕留めた草食動物たちの肉や血を食べる事で、草食動物の肉や血に含まれる塩分を摂取しているのです。 私たちのように塩を食べたりせずとも、肉食動物たちは己が生きるために必要な塩分を摂取しているのです。 では、肉を食べない草食動物はどうしているのでしょう?
草食動物の主な食料は山や森などに生えている植物です。 植物だけで、生きるために必要な塩分を摂取できるかと言うと、中々難しいようです。 ですから、草食動物は塩分が不足していると感じると、塩分を含んだ土や岩などをかじったり食べたりする事で不足する塩分を補って生きているのです。 草食動物は何らかの形で塩分の含まれる場所を察知し、それを食べて、生きているのです。
動物園の動物と塩
人間によって飼育されている動物は、塩分不足による体調不良がないように塩の塊を食べさせているところが多いようです。
「鉱塩(こうえん)」と言って、牧場などで見た事がある人もいるかもしれませんね。 「塩分不足は体調不良の元」は、人間も動物も同じなのですね。