コーヒーに塩?
知らなかった!
塩をコーヒーに入れると味はどう変わるか
コーヒーに塩を入れると、一見猛烈にまずくなりそうですが、実はそんなことはありません。コーヒーに塩を入れると、酸味が無くなり、苦味も柔らかくなります。その結果、まろやかで飲みやすいコーヒーになるので、酸味や苦味が嫌いな人にはおすすめです。
塩を入れないコーヒーと飲みくらべると分かるのですが、塩入りのコーヒーの味は全く別物になります。これは塩の持つ“抑制効果”が働くために起こります。保健や生物の授業などで、人間には5つの味覚があると習ったかと思います。
それは、酸味、苦味、塩味、甘味、旨味です。このうち2つの味覚が感じられてた時に、片方の味覚がもうひとつの味覚を弱めることを抑制効果といい、コーヒーに塩を入れることで、酸味と苦味が弱まる仕組みです。
エチオピアでは伝統的に塩コーヒーが飲まれている
コーヒーに塩を入れて飲むと聞くと、完全に邪道な感じがしますが、実はコーヒーの発祥の地であるエチオピアでは、伝統的にコーヒーに塩を入れて飲む文化があります。エチオピアではコーヒーセレモニーというコーヒーの作法があるのですが、そこでは2杯目のコーヒーには塩が必ず入ります。