魚を調理したらまな板が生臭くなってしまった。愛用していた鍋の焦げつきが目立ち始めた。料理をしていれば誰でも経験するこの二つの事柄に、塩が役立つ事をご存知ですか?
まな板や手についた臭いには塩を!
まな板に塩をふりかけて、スポンジやたわしで擦ると生臭さがとれます。 それは、塩が生臭さの元になっている魚のぬめりを取りやすくしてくれるからです。 また、 塩には殺菌作用があるので消臭と殺菌両方出来て、まさに一石二鳥です。 ついでに手に付いた臭いも塩で洗えて、一石三鳥(?)ですね。
塩は天然の研磨剤(けんまざい)!
鍋の焦げつきをとるのにも塩は役立ちます。 鍋に塩をふりかけてから、木綿の布やたわしなどでこすると焦げつきがよくとれるのです。 それは、塩の粒が研磨剤の役割を果たしているからです。 研磨剤とは、金属などを研いだり磨いたりするのに使う高硬度物質の総称で、金剛砂や石榴石などがあります。
身近なところでは、食器を洗うのに使うスポンジたわしなどにも研磨剤は使われています。 塩を使う事で鍋を傷つけにくくし(※)、体にも安心です。 ※鍋の素材によっては、傷つけてしまう物もあります。塩を使用する際は様子を見ながら行ってください。