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An image 塩コラム An image 「塩味」岡田 正紀

「塩の雑学コラム・塩(緑)は、異なもの味な物もの」

日本の「撒く」行事

日本では、塩をはじめとして色々なものを撒いていた話です。

日本では、塩をはじめとして色々なものを撒いていた話です。

古来より日本には「撒く」行事が多く伝えられています。相撲は国技となっていますが、土俵で塩をまく力士の個性にも楽しい姿が魅力です。相撲という言葉には、負けまいと争う、あるいは抵抗するという意味「すまう」からきたものといわれています。

塩をまくのは塩の呪術によって相手にうち勝つことであり、相手を退散させることだったと考えられています。嫌いな人の訪問に、帰った後で「塩を撒いておけ!」というセリフがありますが、そんな意味なのでしょうか。

節分には豆をまく「追儺(ついな)行事」があるように、米や餅、ミカンをまく習慣もあります。散米の起源は「釈日本紀」にも書かれており、清浄や怪我、災難を避ける考えとあります。また、「源氏物語」などの古典にも忍び寄ってくる“もののけ”を払うためにお米の穀霊で悪鬼を払うのだとも書かれています。天女が空に舞いながら花びらをまく「散花」の姿が奈良の薬師寺に描かれています。