世界では地域によってさまざまな色の塩が生産されています。
お店やレストランなどで、色付きの塩を見たことがある人は多いのではないでしょうか。 世界のカラフルな塩をご紹介します。
さまざまな色の塩
黒い塩
ハワイアンブラックソルトはハワイなどで見られる塩で、その名のとおり真っ黒です。黒いのは、活性炭が混ざっているためで、デトックス効果があると言われています。ヒマラヤ岩塩にも赤黒い色のものがあります。
褐色の塩
日本の自然食品の店などで見るベージュのような褐色の塩は、身体によさそうなイメージですね。褐色の海藻や、鉄鍋などの色がうつって褐色になります。
灰色の塩
フランス・ブルターニュ半島のゲランド一帯でとれる塩は、ミネラルを含んだ粘土質の池底の影響で、質感がしっとりとして灰色です。
ピンクの塩
レストランなどでたまに出てくる美しいピンクの塩。たいていはヒマラヤ岩塩です。鉄分の含有量で、色の濃さが決まります。
塩の本当の色は
ところでこのような色とりどりの塩の色は、純粋な塩の色なのでしょうか。 答えは「いいえ」です。 実はどんな塩でも、本来は真っ白。
塩についている色は、採取時などに含まれる、有機物や鉄分、藻草などに由来するものなのです。 ちなみに塩の本当の色は白ではなく無色透明で、白く見えるのは光を乱反射しているためです。